「隼人池」のタイムカプセル開封

昭和区の隼人池公園の開園40周年記念イベントが6月8日に開かれ、地元の住民や市の関係者ら約50人が池にすむ固有種と外来種のカメの展示を見たり、8年前に埋めた「タイムカプセル」を掘り起こしたりしました。

隼人池は江戸時代に農業用かんがい池として犬山城主の成瀬隼人正が造ったとされています。近年は1周400㍍ほどの遊歩道が整備され、地下鉄鶴舞線「いりなか」駅からすぐの桜の名所として知られるようになりました。池干しなどの環境活動も行われています。

イベントは隼人池公園特定愛護会が開園40周年に合わせて企画。2006年に区の花壇コンテストで最優秀賞に選ばれたことを記念して花壇に埋めたタイムカプセルは長さ50㌢ほどの塩ビパイプ製で、花壇から掘り起こして中を開けると、当時の小学生が描いた絵や野球のサインボール、写真やスーパーのチラシなどが出てきました。

愛護会の加藤昌平会長は「都会の中の小さなため池だが、みんなが協力し合って今後もよい環境を守っていきたい」と話していました。

掘り出されたタイムカプセル(右の塩ビパイプ)に保管されていた8年前の子どもの絵やサインボール
掘り出されたタイムカプセル(右の塩ビパイプ)に保管されていた8年前の子どもの絵やサインボール