【第2回】おにぎり弁当とECO容器
「あす、お弁当なにがいい?」と聞くと、息子は決まって「おにぎり弁当」と答えていた時期がある。
だから運動会、遠足…彼の弁当は決まったように「おにぎり弁当」。
巨大なタッパにたくさんのおにぎりが入っているのを見たクラスメートが「昭和」と揶揄(やゆ)しても、「僕は、おにぎり弁当が好きだからこのままでいい」。そう言い張っていた。
大したものを作れなくても、見た目が昭和でも、
その人のために作るから、きっとおいしい。
作ってみませんか? お弁当。
外でお弁当を買うと容器がごみになってしまうけれど、家庭で作ったお弁当ならほんの少し環境に優しい。
ただ、出張や部活など荷物が多いとき、空になった容器がじゃまになる。
そんなときには、私も捨てられる容器を使います。
でもね、ケーキの空き箱や、きれいなプラの容器を取っておき、それに入れる。
ちょっとしたリユースで、気分もECO。
【信太巻 レシピ5本分】
★鶏ひき肉・・・350g
★油揚げ・・・5枚
★しょう油・・・大さじ1杯
★すりおろしショウガ・・・大さじ1杯
★片栗粉・・・小さじ5杯
★ニンジン・・・3cm
★シイタケ・・・3~5枚
★パスタ・・・2本
★だし汁・・・1カップ
★しょう油、砂糖・・・大さじ5杯
①油揚げを、本のように一片だけ残し切り開きます。
②ひき肉に、ショウガ、しょう油、みじん切りしたニンジンとシイタケをよく混ぜます。
③開いた油揚げの内側に、片栗粉をパラパラとまぶします。
④油揚げの上に、5等分にしたひき肉を薄く延ばしながら敷き、くるくると丸め、最後をパスタで留めます。
⑤だし汁としょう油、砂糖を入れ、ひと煮立ちさせたら火を止め、棒状の肉を入れます。
⑥くるくると出汁を染み込ませながら15分ほど煮ます。冷まして味をなじませます。
【おにぎり弁当】
信太巻/おにぎり(梅とジャコ、昆布)/蛇腹キュウリ/コンニャク/イチゴ、パイナップル
河野香織(かわの・かおり)
国際自然保護連合日本委員会・想いでつなごう!おりがみアクション事務局
日本の伝統文化「おりがみ」を通じ、「愛知ターゲット」と「生物多様性」の大切さを伝え、子どもたちに環境について考えるきっかけづくりをしています。