被災地への思い込め、3・1「学生ライトアップ大作戦」

愛知や岐阜の学生たちが被災地への思いを込めてキャンドルを灯すイベント「学生ライトアップ大作戦」が3月1日(日)、長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)地球市民交流センターで初めて開かれます。

企画運営は昨年夏に結成された学生団体「Light up For」。代表の愛知県立大学4年、松山拓未さんは、4年前の震災発生直後には「何もできなかった」という思いを抱えていました。悩みながら一人旅をしたり、個人で岩手県にボランティア活動へ行ったりして、被災地にはまだ苦しんでいる人たちがいて、自分にできることはまだあると確信。学生であるうちに行動しようと、初のチャリティーイベントを企画しました。

音楽好きの仲間などを中心に、SNSなどで呼び掛けると20以上の学生団体が賛同。日中はバンドやよさこいのステージ、ボランティア活動などの展示、体験型ブースでにぎやかに盛り上げてくれることになりました。

企業から協賛金などを集め、キャンドルを1000個用意。募金として1個100円で販売し、屋外に設置して18:00から「キャンドルナイト」として火を灯す予定です。チャリティーブースでは東北のライブハウス関係者による復興グッズも特別販売。レトルトカレーなどの食料品、シャンプーやサランラップなどの日用品を集める活動も呼び掛けています。

中京大や愛知淑徳大、名古屋学芸大、岐阜聖徳大などの学生をコアメンバーに、ボランティアを含めて100人以上の学生たちがかかわり、手作りで準備を進めています。松山さんは「被災地に興味を持ったり、支援したりするきっかけを自分たちでつくって、学生が一生懸命取り組んでいる姿を地域の人たちにも見てほしい」と話しています。

開催時間は10:00から18:00まで。誰でも参加可。問い合わせはメールフォームで。

「学生ライトアップ大作戦」の開催向けて準備する松山拓未さん(中央)ら
「学生ライトアップ大作戦」の開催に向けて準備する松山拓未さん(中央)ら