深谷里奈のエコヂカラ!【第3回】「日本一の農村」に自慢のお宿!

日本一の農村風景と聞いて、どこかわかりますか? 岐阜県恵那市岩村町の富田地区です。1989(平成元)年に環境問題を研究する故木村春彦・京都教育大学名誉教授から「農村景観日本一」と評され、全国的に注目を集めました。

昔ながらの瓦屋根と白壁の土蔵が農村に点在し、幾重にも連なる山並みに囲まれた岩村。そのシンボルが「(かや)の宿とみだ」(TEL 0573-43-4021)です。地区に唯一残っていた築120年の茅ぶきの家を譲り受け、NPO法人「農村景観日本一を守る会」の皆さんが運営しています。

岐阜県恵那市の「茅の宿とみだ」。軒下にこいのぼりが見えますか?
岐阜県恵那市の「茅の宿とみだ」。軒下にこいのぼりが見えますか?

戸を開けると…ひんやりとした土間やいろりがあり、昔の農家の風情がそのまま残っています。

1棟貸しの宿泊施設として、また土日は五平(もち)や手打ちそばのランチが楽しめたり、季節のイベントがあったりと、年間3,500人が利用しています。

ここの五平餅が絶品で…先月は2回も行っちゃいました。甘辛いしょうゆだれに、たっぷりのクルミやゴマやピーナッツのペーストが香ばしくて、たまりません。たきたてのご飯で作っているので、ふっくらやわらかいんです。

私が幼いころ、父の実家に行くと、祖父が大きなすり鉢を土間に置き、五平餅のタレを作ってくれました。私やいとこはその大きなすり鉢を押さえる係。

まさにあの味! なんですよね~。というのも、実はこの茅の宿を運営しているのは、その祖父の娘、つまり私のおば夫婦なんです! だから実家のように入り浸っています(笑)。

宿を経営する自慢のおば夫婦です
宿を経営する自慢のおば夫婦です

私にとっては楽しい田舎ですが、維持していくには大変なこともたくさんあります。一番大きな課題は、茅ぶき屋根のふき替え。風雨による劣化はもちろん、カラスが巣作りのために茅を抜いていってしまうそうで、来年にはふき替え予定。今、茅を刈ってためているんだそうです。募金箱もありましたよ。

また、農村景観を守るために、休耕田や耕作放棄地を作らないよう、営農組合で協力して作物を育てています。私たちもサツマイモの苗を植えてきました。農村風景は人の手が入ってこそ持続できるもの、なんですね。

5月に行ったときには、茅ぶき屋根の軒下にこいのぼりが泳いでいました。こどもの日である旧暦の5月5日は、新暦では5月末から6月下旬。岩村でも6月14日(日)にこいのぼりイベントを開くそうです。ぜひお子さんやお孫さんを連れて、自慢のお宿へどうぞ!

yojikara_logofukaya_profileふかや・りな 岐阜県多治見市出身、名古屋芸術大学声楽科卒業後、1996年から東海ラジオアナウンサー。昨年10月から毎週月〜金16:00〜17:45に「山浦・深谷のヨヂカラ!」を担当。本コラムをラジオでお届けするコーナー「エコヂカラ」は7月1日(水)17:15ごろの予定!

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