【第5回】苺パフェと大人の時間
Tatunは、背が小さい。顔だって良いとは言えない。(ぎりぎり悪いとも言えないが)
カメラが好きで「みんなに喜んでもらいたいから」と、いつもボランティアで写真を撮ってくれる。
私が活動費に苦労しているのを知っているので、交通費を「いらない」と返してくれる。
本当にすごく優しい人なのよ。
そんな人だから、イベントが終わると一緒に甘いものを食べに行っていた。
でも最近、仕事のほうが大変でボランティアに来られない。
忙しそうだな…。
だから、平日の打ち合わせに呼んでみた。
パフェのある小さなおしゃれカフェへ。
一人でお寿司は食べられても、女性ばかりのお店に男性一人で入るのは腰が引けちゃうだろうし、何より寂しいじゃない?
Tatunは「代休を消化しなきゃいけないから」と言って、いそいそ休みを取りやってきた。
看板メニュー季節素材のこだわり苺(いちご)パフェ。
さわやかな香りに、宝石のような赤い実、アイスクリームの甘さと苺のほどよい酸味で飽きさせない。ああ至福。
何より、Tatunが幸せそうだったから、うれしくなった。
週末は、地産地消を意識し、愛知県産の新品種「ゆめのか苺」でパフェをつくってみました。
地域でとれた作物は、輸送に多くのエネルギーが使われず、CO2排出の観点からも好ましい。
その分コストもかからないため、他に比べ値段が手ごろなのも魅力の一つ。
今回使った「ゆめのか苺」は「みんなの夢がかなうように」と願いを込め命名されたそうです。みんなの地球が守られますように。
【カフェ風 苺パフェ 3個分】
★小粒苺・・・1パック
★白砂糖・・・苺と同量
★レモン・・・大さじ1杯
★苺アイス、バニラアイス200cc・・・各一個
★ゆめのか苺・・・6個
★生クリーム・・・1/2パック
★砂糖・・・大さじ1杯
★苺のコンフィ
① 小粒苺を洗い、砂糖をまぶして、30分ほど置きます。
② 小鍋に移し、少量の水とレモン汁を加え、中火で5分煮ます。そのまま冷まします。
★苺パフェ
③ 生クリームを泡立て、絞り袋に入れます。
④ 大粒苺3個を1/4カットにします。(3つはそのまま)
⑤ 広口のコップにコンフィを大さじ1杯入れ、苺アイス、バニラアイス1/3個、コンフィを重ねます。生クムリームを平らに絞ります。
河野香織(かわの・かおり)
国際自然保護連合日本委員会・想いでつなごう!おりがみアクション事務局
日本の伝統文化「おりがみ」を通じ、「愛知ターゲット」と「生物多様性」の大切さを伝え、子どもたちに環境について考えるきっかけづくりをしています。
【第1回】母の鳥そぼろご飯